ニキビ跡の凸凹はレーザー治療で改善できる
凸凹したニキビ跡はメイクでもなかなかカバーすることができず、コンプレックスに感じている人もいるでしょう。化粧品でカバーすることは難しいですが、美容皮膚科のレーザー治療なら改善することが可能です。ここでは、ニキビ跡の凸凹を改善するためのレーザー治療のメカニズムやダウンタイムなどについて詳しく解説しましょう。
レーザー照射で肌の再生能力を高める
ニキビ跡の凸凹は化膿したニキビによって真皮が破壊された後、真皮の修復された部分と修復されなかった部分の差が凹凸となって残ってしまった状態です。凹凸を改善するには、レーザー照射で肌の再生能力を高めるのが効果的です。
フラクショナルレーザー治療がおすすめ
フラクショナルレーザー治療は、凹凸の部分にレーザーを照射して肌に極小の穴を空けます。肌はダメージが加えられると元の状態に戻そうと肌の再生能力が活発化しますが、フラクショナルレーザーはそのメカニズムを利用した治療法です。極小の穴が空いた肌は、元の状態に戻そうと肌活性能力が活発化し、5日から10日ほど熱や赤みを持った状態が続きます。その間に、コラーゲンやエラスチンが生成され皮膚が自己再生を行います。1回の施術で凹凸をなくすことはできませんが、繰り返し施術を受けることで徐々に改善していきます。通常、5回から10回の施術を行います。
フラクショナルレーザーのダウンタイム
フラクショナルレーザー治療のダウンタイムは、7日から10日ほどとなります。最も赤みや腫れが強いのは施術後1日から2日で、だんだん赤みが引いていきます。その後かさぶたができ、10日程で剥がれます。接客業など人前に出る仕事をしている場合は、少なくとも3日ほど休みを取った方が良いでしょう。
肌の治癒能力を高める安全性の高い治療
フラクショナルレーザー治療は、薬剤などを使わず肌の再生能力を高めることでニキビ跡の凹凸を改善します。施術後しばらくの間肌に赤みや熱、腫れなどが見られることもありますが、安全性の高い施術方法です。週末に施術を受ければ、仕事にもほとんど影響はありません。コンプレックスを解消するために、受けてみる価値のある施術です。